吾妻渓谷と八ッ場ダムを訪ねて

 11月の初旬、八ッ場ダム周辺を散策しようと山仲間と訪ねた。去年の11月にも四万温泉の帰りに立ち寄ったが、変貌ぶりに驚いた。まず、吾妻渓谷を歩いて、八ッ場ダムが見られる展望台をめざした。吾妻川の南岸に、起点となる駐車場や遊歩道が見違えるように整備されていた。紅葉が見頃で首都圏からの観光客やハイカーも多かった。30分あまり歩き、吾妻渓谷の一番奥まった所の展望台から完成したダム本体を見上げた。帰りは、「鹿飛橋」で吾妻川を渡り北側の舗装道に出て、「さるはし」からまた駐車場に戻った。車でダム湖の方に廻って、展望台からダムと湖を見下ろした。去年の今頃は、台風で茶色く濁った水で満水だったが、今年は青い色になっていた。その後、ダムに向かったが、資料館や売店なども出来上がっていて、観光客でにぎわっていた。半世紀以上の反対運動の歴史や地域の変貌ぶりに、複雑な思いが去来した。6千億円以上もの巨額な費用をかけ、多くの人々の犠牲があった中で完成したのだ。ダムが出来上がったから洪水が防げたなどという議論もあるがその効果はわずかなものだと考える。

吾妻渓谷の展望台から八ッ場ダムを見上げる
八ッ場ダムの上を歩く多くの観光客

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